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技術情報 技術説明

技術情報

引張特性 - 代表応力 - ひずみ率方法

押込み試験で押込み位置周辺のひずみとひずみ率は位置によって異なります。 しかし、材料が完全塑性のひずみに到達すると、塑性領域内で平均的な応力とひずみ率値を推定できます。 実験の結果、試験片表面と球形押子の端で流動応力が最大であることを確認しましたが、これは平均圧力(pm)と関係があります。 このような結果は、塑性領域のひずみ率が接触半径(a)と押子半径(R)の比率であるa/Rに依存することを表します。

代表応力: σr=pm/ψ

代表ひずみ率 : εr= f(a/R)

ここで、σr、εrは各々の押込みによって発生した代表応力とひずみ率を表して、ψは球形押子下の応力場から得られる塑性拘束係数です。

<3774>各押込みの深さで平均圧力(pm)を測定すると、pm-a/R曲線が得られます。 接触半径(A)は接触深さ(hc)を通じ、a=√(2RHC−HC)で求めます。 この値は代表応力-ひずみ率方式に変換すると、σr - εr曲線が得られますが、図1にこの過程を表しました。

図1. 計装化押込み試験を通じる材料引張特性の評価方法
図1.
計装化押込み試験を通じる材料引張特性の評価方法
以下は計装化押込み試験(IIT)方法で求めた応力-ひずみ率曲線の例示及びIIT測定データの精度と再現性を表す図です。
図2-1. 計装化押込み試験で求めた応力-ひずみ率曲線の例示
図2-1.
計装化押込み試験で求めた応力-ひずみ率曲線の例示
図2-2. 計装化押込み試験で求めた応力-ひずみ率曲線の例示
図2-2.
計装化押込み試験で求めた応力-ひずみ率曲線の例示
図3. 計装化押込み試験データの精度
図3.
計装化押込み試験データの精度
図4-1. 計装化押込み試験データの再現性
図4-1.
計装化押込み試験データの再現性
図4-2. 計装化押込み試験データの再現性
図4-2.
計装化押込み試験データの再現性